透明だから見えなくなるけれど。10年後の剥がれを防ぐ「お家の接着剤」

昨日は、塗装の前に家全体をピカピカに洗う「高圧洗浄」のお話をしました。
しっかり壁が乾いたら、いよいよ色を塗る…と思いきや、実はここでもう一つ、絶対に外せない透明な「主役」がいます。
それが、1回目に塗る下塗り材『シーラー』です。
🔍 シーラーってなに?
シーラーとは、英語の「Seal(塞ぐ・密閉する)」からきている言葉で、サラサラとした水のような透明(または白)の液体です。
これには、大きく分けて2つのとても重要な役割があります。
1 吸い込みを止める(塞ぐ)
傷んだ外壁は、例えるなら「カサカサに乾いたお餅」のような状態です。そこにいきなり高いペンキ(上塗り材)を塗ってしまうと、壁がペンキの水分をグングン吸い込んでしまい、色ムラができたり、本来の性能が発揮できなくなってしまいます。シーラーを先に塗ることで、壁のストローのような細かい穴をしっかり塞ぎます。
2 ペンキをガッチリ接着する
シーラーは、傷んだ壁の表面を固めると同時に、次に塗る色のペンキをガッチリと掴んで離さない「強力な両面テープ」のような役割を果たします。
💡 乾けば「無色透明」になるからこそ
このシーラーは、乾くと透明になって完全に隠れてしまいます。手抜きをする会社は、これを1回しか塗らなかったり、薄めすぎたりしますが、私たちは壁の傷み具合を見て、必要なら「2回」下塗りを重ねることもあります。
「見えなくなるところに、どこよりも手間をかける。」
この透明な1回目があるからこそ、10年経っても絶対に剥がれない強い壁が完成します。職人が真剣に下塗りをしている様子も、ぜひご覧ください!🎨