塗るだけで終わると雨漏りする!?屋根塗装の命運を分ける「縁切り(タスペーサー)」の裏側

皆さま、こんにちは!株式会社KYOEIです。😊 本日で8月も最終日。今年の厳しい夏もようやく峠を越えようとしていますが、これからの時期は「秋雨」や「台風」など、大雨への備えが欠かせないシーズンに突入します。

さて、月曜日は塗装工事の「知られざる裏側」をお届けする日です。 今回は、現代の住宅で最も多く使われている「スレート屋根(薄い板状の屋根材)」の塗装において、私たちが絶対に省くことのない『縁切り(えんきり)』という重要な工程についてお話しします。

実は、スレート屋根は「ただ綺麗にペンキを塗るだけ」では、数年後に高確率で深刻な雨漏りを引き起こしてしまうという恐ろしい事実をご存じでしょうか?

🔍 なぜ、綺麗に塗ったのに雨漏りするのか?

スレート屋根は、屋根材が少しずつ重なり合うようにして張られています。この「重なり合っている部分」には、本来わずかな隙間が空いています。 大雨が降ると、どうしても屋根材の裏側に少しの雨水が入り込むのですが、この隙間があるおかげで、水が内部に留まらずに外へと排出される仕組みになっています。

しかし、屋根にローラーでたっぷりと塗料を塗ると、この大切な「隙間」がペンキでべったりと塞がれて密閉されてしまいます。

その結果、行き場を失った雨水が屋根の内部に溜まり続け、やがて「毛細管現象(細い隙間を水が吸い上がる現象)」によって屋根裏の木材を腐らせ、室内の天井にポタポタと雨漏りを引き起こしてしまうのです。

💡 雨漏りを防ぐ必須工程「縁切り」と「タスペーサー」

この恐ろしい事態を防ぐために行うのが『縁切り』という作業です。 ひと昔前は、屋根の塗装がすべて終わった後に、職人がカッターナイフを使って、塗料で塞がった隙間を一枚一枚手作業で切り裂いていました。しかし、この方法ではせっかく綺麗に塗った屋根に傷をつけてしまったり、時間が経つと再び塗料がくっついてしまったりする欠点がありました。

そこで現在、株式会社KYOEIが標準仕様として採用しているのが『タスペーサー』という画期的な小さな部品です。

  1. 屋根を高圧洗浄し、下塗りを終わらせる。
  2. 中塗りを始める前に、屋根材の重なり部分に「タスペーサー(ポリカーボネート製の小さな板)」を等間隔でカチッ、カチッと差し込んでいく。
  3. そのまま上から塗料を塗る。

このタスペーサーを事前に差し込んでおくことで、塗料をどれだけ分厚く塗っても、「雨水を逃がすための2〜3ミリの隙間」が強制的に確保されます。一般的な戸建て住宅の場合、約1,000個近くのタスペーサーを手作業で挿入するという、非常に地道で時間のかかる裏側工程です。

🏠 見えない場所にこそ、プロの責任を

下から見上げただけでは、屋根にタスペーサーが入っているかどうかは絶対にお客様には分かりません。悪徳業者であれば、材料費と手間を浮かせるためにこの工程を平気で省いてしまいます。

しかし、私たちは「見えないところ」にこそ建物の寿命を守る鍵があることを知っています。 見栄えだけでなく、お家の構造を正しく理解し、10年後も雨漏りのない安心な暮らしをお約束することこそが、株式会社KYOEIのプロとしての責任です。

「うちの屋根、そろそろメンテナンスが必要かな?」と思われた方は、見えない下準備にも一切妥協しない地元の専門店、株式会社KYOEIにぜひお任せください!

明日の火曜日は、9月のスタートに合わせ、お家づくりに役立つ「プロの豆知識」をお届けします。明日もどうぞお楽しみに!